価格はどう決まる

価格は、需要と供給で決まると習ったのは、昔のことですが、そ
れだけで決定するのでしょうか。
あえて高い価格を設定する場合もあります。
需要があって供給要素が小さい場合など、価格は高くなります。
また、反対に供給が多い場合は、いわゆる薄利多売となるでしょ
う。
夏場の飲料などは、このケースが簡単にみてとれます。

需要と供給だけで決定されない政策的な価格もあります。
個人事業主がおこなう事業は、ときに理由があって価格設定して
いることがあります。
無理をして仕事を獲得する必要がないからです。
当然、薄利多売などやりません。
その分、なにが違うかと言えば、丁寧な仕事、将来的に顧客と長
くつきあい顧客の成長ステージに寄り添う、あるいは、急な問題
解決を手助けするといった、顧客本位の仕事をすることです。

このような場合、多くの顧客を獲得する必要もなく、また、少数
の顧客でなければ丁寧な対応はできません。
無理をした仕事をしないということが前提にあります。

今の時代、一人一人がよって立つ基盤が違います。
個人ほど多様な方法で仕事ができる時代なのかもわかりません。
また、一人一人が自分の頭でよく考えて行動することが求められ
る時代でしょうか。

よい企業はあるのか

結論から言えばないでしょう。
どのようにすばらいしい企業といわれているところでも企業を運
営するのは人です。
経営者がすばらしい人でも、役員や従業員がすべてすばらしいわ
けではありません。
反対に、経営者はあまりよろしくない人でも、そこで働く人たち
はすばらしいという場合が、少なからずあるでしょう。

企業で働くということは、人が企業活動を支えているということ
です。
先ず、その前提に立っておくことが必要でしょうか。
私も世間では非常に評判がよい企業で働きましたが、中身は、や
はり人間次第というほかありません。
世間で評判が悪い会社は、まさに評判どうりでした。

かりに世間で評判がよい企業へ入社したとしても過大な期待をも
たないことです。
とにかく自ら学ぶことが基本でしょうか。
しかも、学びは、自分の視点をもって広く学ぶべきではないか、
と考えています。

昨日、あるテレビ番組に広津留すみれさんの母親が出演されてい
ましたが、固定観念がこれほどない人をはじめてみたような気が
します。
だからこそ、地方の公立高校からハーバード大学へ進学させるこ
とができるのだと思います。

広津留さんの母親に比べれば、比較するのも恐れ多いですが、私
などは固定観念の塊です。
感服。。。