社長の経営能力とは?

かっぱ寿司の社長が不正競争防止法違反で逮捕されるとは、この
国の経営者の法規範意識の低さにはあきれるばかりです。
結論からすれば、自分の身を肥やすという人間の存在です。
若いときから社長をやっていたようですが、どのようなプロセス
を経て経営者になったのか、と思ってしまいます。

経営者として転職すれば、業績向上は必達すべき目標なのでしょ
うが、他社の原価データを違法に取得しての業績向上では、経営
能力を疑われてもしかたないところです。

若い経営者が結構でてきていますが、今一つぱっとしない原因に
は共通するなにかがあるような気がしています。
やはり、経営の基本がないのかもわかりません。
原理原則や基本がない経営能力では、企業の成長はないというこ
とだと、私は考えています。
勿論、私のような評論家よりは実践しているだけすばらしいこと
なのですが。。。

私程度のサラリーマン生活者だったものからみても、驚くべきこ
とが頻発する経営に、この国はどのようになっていくのだろうか
と、ふっと考えてしまいます。

経営とは、足元を固めて基本に忠実にやっていくことが、まず原
理原則でしょうか。
このような脆弱な経営が露呈するときは、付加価値型経営へ舵を
切るチャンスでもあります。

消費者はよくみています。
価格以外にもよい商品を並べていけば、また、特徴ある商品を開
発すれば売上を上げていくことは可能でしょう。
身近な消費者の声に耳を傾ける努力は、これまで以上に重要でし
ょう。