価格はどう決まる

価格は、需要と供給で決まると習ったのは、昔のことですが、そ
れだけで決定するのでしょうか。
あえて高い価格を設定する場合もあります。
需要があって供給要素が小さい場合など、価格は高くなります。
また、反対に供給が多い場合は、いわゆる薄利多売となるでしょ
う。
夏場の飲料などは、このケースが簡単にみてとれます。

需要と供給だけで決定されない政策的な価格もあります。
個人事業主がおこなう事業は、ときに理由があって価格設定して
いることがあります。
無理をして仕事を獲得する必要がないからです。
当然、薄利多売などやりません。
その分、なにが違うかと言えば、丁寧な仕事、将来的に顧客と長
くつきあい顧客の成長ステージに寄り添う、あるいは、急な問題
解決を手助けするといった、顧客本位の仕事をすることです。

このような場合、多くの顧客を獲得する必要もなく、また、少数
の顧客でなければ丁寧な対応はできません。
無理をした仕事をしないということが前提にあります。

今の時代、一人一人がよって立つ基盤が違います。
個人ほど多様な方法で仕事ができる時代なのかもわかりません。
また、一人一人が自分の頭でよく考えて行動することが求められ
る時代でしょうか。