昨日、メディアの報道で知りましたが、来年度から自動車検査証
(車検証)の電子化がスタートするようです。
ところが、国土交通省は2023年1月に導入する「自動車検査証の
電子化」に伴って経費が増加することから、検査手数料を引き上
げる、としています。
民間企業ではあまり考えられないことでしょうか。
デジタル化における投資額は、初期投資は高額になるのですが、
デジタル化することで人件費や交通費など多くの経費削減が可
能となります。
その点では、初期投資を超えるメリットが企業側だけでなく、
利用者(消費者)にもでてきます。
当然、導入段階からシュミレーションをおこない投資額を決定
するのですが、デジタル化投資を回収できない投資はおこない
ません。
わが国の官僚は安易というか、コスト積み上げ方式で投資した
ときは投資した分だけ値上げすればよい、という安直な考え方
でしょうか。
デジタル化投資の意味を理解しないまま対応しているとしか思
えません。
健康保険証のデジタル化も同様です。
紙の健康保険証の方が安くなり、デジタル健康保険証のほうが
診療報酬が高くなるなど信じられないことです。
そのような健康保険証は、誰も好んで使わないでしょう。
健康保険証の件は、すでに是正されましたが。。。
デジタル化は省力化ですから、人件費試算などはシュミレーシ
ョン段階で、概算ですが徹底します。
将来的な人件費の増額を抑止させる効果を狙っています。
もっとも、スピーディーな会計情報や事業全体のリスク管理な
ど多様な情報管理をおこなうことも重要なデジタル化投資です。
それにしてもと思うのは、私だけでしょうか。
デジタル化したメリットはなんなのでしょう。
値上げ。。。
このちぐはぐさが、わが国がおかれている国家レベルなのでし
ょう。