こんなベンチャー企業で大丈夫か

先日、あるベンチャー企業のサービスを利用と思い内容を確認に
してみると、ほとんどサービスが成り立っていない状態でした。
企業情報から経営者の情報をみると、東大卒、官僚、しかも多数
の役員が存在していました。

サービスははじまったばかりですが、経営体制はプライム以上で
しょうか。
本当に価値あるサービスが提供できるのか、と思ってしまいまし
た。
途中で登録を止めました。

なんだか高学歴だけが目立つ経営情報に、どこかでみた景色と、
ふっと感じたものです。
この国の形式主義(学歴や制度など)では、先は長くないのかも
わかりませんが、現在の窮状、エネルギーや食糧など危機的現実
だけが改革に向かわせるのではないか、と考えています。

エネルギー、とくに水素はエネルギーの自給ができないわが国の
欠点を補う有効な燃料でしょうか。
岩谷産業のように長期にわたって水素技術を蓄積している企業も
あり、また、トヨタを含む自動車産業などが本気になって取り組
む覚悟ができているようで可能性を感じます。

エネルギーは、その取扱いに十分な安全性が確保されなければな
りません。
アンモニアを燃料にした船の設計がはじまりましたが、安全性の
確保は並大抵ではないでしょう。
それでもわが国は挑戦するしかありません。
わが国はエネルギーが自給できないことで競争優位を築ける可能
性があるのではないでしょうか。

これから10年、技術開発にとってエネルギー(燃料)は面白い時
代になるのかもわかりません。

ベンチャーに期待する時代は、すでに過ぎ去っているような。。。

常に米国しだい

株価に限らず常に米国しだいというのが、わが国の立ち位置では
ないでしょうか。
敗戦国として経済成長を勝ち得たのも米国の存在でした。
また、東西冷戦の状況下では、わが国の地理的な位置も重要でし
た。

当然ですが、このような米国従属型成長ですから、常に米国経済
の中にある日本でしかありません。
株価は、その特徴をもっともよく表しているのではないでしょう
か。
近時は、為替でしょうか。

米国追随型経済は、非常に効率的に経済成長ができましたが、今、
わが国がやらなければならないのは、やはり独自性と国際的なアラ
イアンスをどう作るかではないでしょうか。

水素の利用は、その点では格好の材料です。
トヨタは、FCVの轍を踏まないように積極的に水素を世界へ押し
だす努力をしています。
FCVも車に限らず利用範囲は広いでしょうか。
やりようでは、簡単に他社のまねをするのではなく、独自性と協調
性を融合してはるかに有能な技術へ転換することが可能です。
また、日本人の協調性という文化ともうまくかみ合います。

トヨタがはじめている水素利用の努力は、案外、この国の未来をか
えるのかもわかりません。