価格を下げてまでやることはない

個人事業主が自分で仕事をする場合、はっきり言えば自分の手に
職をもっている場合ですが、価格を下げてまでやる必要はありま
せん。
理由は、低価格でやる人たち(法人)は限りなくいるからです。

個人事業主をめざす場合、先ず今の生活を維持できているだけの
収入が前提です。
いきなり個人事業で生活を維持するなど無謀というほかありませ
ん。

最初に、マーケティングして個人事業をはじめる前に自分がおこ
なうビジネスの価格設定を考えておきます。
当然、高い価格設定では顧客の獲得は少ない、あるいは獲得でき
ないことになります。

やはり副業あたりから仕事をはじめてみるのがベストです。
低価格でビジネスを請け負うリスクを避けながら、顧客開拓がで
きるからです。
その分長期戦になりますが、自分が考える方向を的確に打ち出せ
ます。

運送業などは、現在、低価格帯の代表格ですが、先をみればドラ
イバーの枯渇から配送料金が引き上げられる可能性があります。
この点は、ラスト一マイルの中にどれほどの人たちが個人として
参入してくるかで料金体系が変わるかもわかりません。

国は、個人の配送業参入のための法規制をゆるめていくことが考
えられるため配送委託料が上昇するかは未知数です。

いずれにしても個人事業をおこなって、こんなはずではなかった
ということにならないように、個人においては、自分の生計維持
のための収入を確保しながらめ個人事業を進めていく対策を立て
ておくことが大切です。

個人事業の自転車操業にならないように。。