判断を間違うことがある

企業で働けば、いやでも判断の連続です。
判断を間違うことがあるのは当然です。
とくに経験していない場合、判断はむずかしいものになります。

私が経験したなかで一番大きな判断の間違いは、労働基準監督署
の臨検です。
経験がなかったことや、株式公開を目指していたので労働基準法
に基づく運用改善をおこなっており、問題はないだろうと、軽く
考えていました。
本来であれば、この時点で労働問題専門弁護士と連携しておかな
ければなりませんでした。
詳細は書けませんが、やはり法的な手順が必要です。

その後、是正勧告をもらいましたが、承服できない私は、社長へ
相談の上、労働専門弁護士を訪ねて詳細を報告し対応してもらう
ことになりました。

適法にやっている根拠を明示し、弁護士同席の上で約1年ほどか
けて是正勧告を取り下げてもらいました。
時間はかかりましたが解決できました。

人間は経験がない場合、判断を誤ることがありますが、日常業務
を適切におこなっていれば解決策はみつかります。
先ずは、与えられた自分の仕事をきちんとやっておくことがベー
スになりますが、そこからどうリカバーするかを考えることが、
さらに重要です。

あきらめず、自分で問題解決のシュミレーションしてみることで
しょうか。
もっとも、理解ある経営者の存在があって成しうることです。
すべては、有能な弁護士を含むチームワークです。