最悪の状況から出発

私は転職回数が多いのですが、そのほとんどの場合、企業を退職し
て、次の転職先を探していました。
結論から言えば、在職中から次の転職先を探すという芸当ができな
いタイプだったからです。

最悪の状況から、当然、仕事がない状況からスタートしますので、
就職活動は厳しいものになります。
まず妻から。。。
次に転職を目指す企業から、さらに転職支援企業などからです。

我が国では、退職を先にして転職活動をする人は少ないようで、
多くの関係者は、私に不信感をもっているようでした。
普通では考えられないので、なにか企業で問題を起こしたのではな
いか、といった理由を聞かれます。
くびの場合、その理由を話すことになります。
だいたい、その時点でアウトですが。。。

それでも自分の信念を曲げるのが嫌だというよりは、一旦けじめを
つけてからでないと、次に進めないという私の性格でしょう。
仕事にけじめをつけることが最優先で、それから自分のペースで職
探しをしたい、と考えて実行することしかできないのです。

このような状況は社会からみれば最悪の状況でしょうか。
しかし、このような最悪の状況は、社会や人間を知るうえでは、最
高の環境です。
人間や社会の仕組みから徹底的に鍛えられるからです。
いわゆる四面楚歌。。。

それでもなかには、私のために一生懸命努力してくださる人と出会
ったりと、世の中も捨てたものではありません。
ただし、ここでよい結果がでるわけでもありません。
あくまで自分が目指すところを自分の足で歩くしかないのが、社会
というところです。

すべては、自分自身の学びだと割り切れる人でないと、厳しい現実
が続くこととの我慢比べになります。
人生をどのように歩くかは、やはり人それぞれではないでしょうか。
私は、最悪の状況から出発する選択をするタイプだということです。