本音からもれる現実?

昨今、いろいろな場面で要職にある人たちの発言が問題になって
いますが、本音の中身から今の現実がみえてくることがあるよう
に思えます。

法務省や外務省は、お金に縁がない、といった発言は、その他の
省庁ではお金に縁があるということのようです。
また、番組制作は意図をもって演出している、といった発言は、
テレビ業界の実態を現しているのでしょうか。

このように要職についている人たちが本心を語ることで、世の中
の実態を知ることができます。
合理的でない人間がおこなう行動(発言)は、止めようがありま
せん。

更迭は致し方ないとしても、われわれ国民にとって、このような
本音から世の中の現実を知ることが重要です。
世の中、特に世間に影響力があるところでは、私たちの普通の生
活とかなり違う動きがあるのかもわかりません。

だんだん私たちの生活と乖離していく現実は、世の中が進歩して
いるのか、後退しているのかさへわからなくなってきました。

ピーターの法則が頭をよぎります。
人間は地位の上昇と共に無能力線に近づく。。。

どこかで見ている風景?

ピーターの法則の中に、次の一説があります。

「無能レベルに達してしまった上司の場合は、組織の自己都合と
いう尺度で、部下が有能かどうかを判断します。つまり、組織の
規則や儀礼や様式を支える行動こそが有能のあかしとされるわけ
です。迅速であること、丁寧であること、年長者に礼儀正しく接
すること、社内文書を適切に処理できることなどが高く評価され
ます。つまり、無能な上司は部下をインプット (取り入れたもの )
で評価するのです」

本来、組織というところは、人が行う成果で判断されなければな
ないのですが、現状の組織は、前例踏襲や形だけの管理だけをす
れば、仕事だと、思っているところがあるように感じます。

無能といわれている私が、既存の経営層を無能というには、かな
り問題がありますが、それでもメディアなどの報道を読んでみて
、無能社会になっているように思うのは、私だけでしょうか。

無能が無能を作るとは、言いえて妙です。
では、仕事は誰がやっているか。

本では、「まだ、無能レベルに達していない者によって行われて
いる」と。。。