販売管理システムの導入を考える

売上高が大きくなり取引先が20社を超えるようになる場合、また
支払サイトが企業別に違うときなど、販売管理システムを導入す
るタイミングです。

Excelを使用して販売管理をおこなっているところが多いと思いま
すが、受取手形があったり、サイトが取引先別に違う、あるいは、
振込手数料の取扱いが取引先別に違うといった複数の要件設定が
ある場合など、管理上間違いが多くなります。

このようなタイミングで販売管理システムを導入して、入金の消
込まで自動化できれば最高です。
中小企業の場合、入金消込の自動化までできなくとも、成長余力
がある場合は、積極的にシステム化しておくべきです。

販売だけでなく、仕入も同様にシステム化することで大幅に生産
性があがり、攻めの経営体制を構築することが可能です。
とにかく、中小企業の生産性の低さは、事務部門にあることが多
く、無駄な仕事を手作業で繰り返すことが、その本質にあります。
楽々精算ではありませんが、伸びる企業ほどはやめに経営体制の
デジタル化をすることが必要です。

私ですら、納税証明や登記簿謄本などデジタル化されている機能
は、普段から利用しています。
請求管理も新たにクラウドタイプのシステムを導入しました。

投資額は、私が現役の時代から比較すれば雲泥の差です。
安い。。。
このようなチャンスをどのように捉えるかは、経営者の能力次第
です。

Do it right the first time

この言葉、最初から正しくやろう、ということですが、ソニー
では「言葉」ではなく、実務においてまじめにそのように対応
していました。
後にも先にも、このような企業に巡り会うことはありませんで
した。

それほどむずかしいです。
自分自身を振り返ってもすぐに理解できます。

ソニーでは、正しくやりぬく仕組み(システム)をもっていまし
た。
そこが、私や他の企業と決定的に違うところでしょうか。