ワークフローを立ち上げたのはいつだったか

私がワークフローを立ち上げたのは2003年頃でしょうか。
当時からワークフローの導入は、各企業で検討されていたように
記憶します。
ERP全盛期でしたから、当然、ワークフローもその流れの中で検
討しました。

数社検討した結果、富士通のワークフローを導入しましたが、当
時は電子帳簿など夢の中でした。
ワークフローを導入する理由は、デジタル化ですが、請求書や領
収書などの伝票類は紙ベースでした。

この中途半端は状況は、業務改善を中途半端にします。
それでもこの企業の経営者(創業者)は、やる、と一言。
先を見越せば、当然やっておくべき課題だ、と話したのが印象的
でした。

当時、人事を担当してい私は、人事労務系のワークフローを立ち
上げましたが、労働基準法に準拠したレベルで導入ができ現場担
当者の雑務からの解放と人事部門の事務仕事の大幅な軽減ができ
たことが大きな経験となり、その後の立ち上げ業務に活かすこと
ができました。

昨日、次の記事を目にして驚愕しました。
50代経営者・役員の7割以上が、ワークフローシステムを「まっ
たく知らない」と回答

私にとってワークフローとの付き合いは、約20年前のものです。
この国のデジタル化の進捗がよくわかる話です。
コロナ化、やっとデジタル化に舵を切った政府にもあきれますが、
この国はどうなってゆくのだろうか、と心配するのは、私だけで
しょうか。

コロナという感染症のおかげというには、あまりに多くの犠牲者
がいることに、喜んでばかりいられませんが、デジタル化を推進
してくれた功労者でもあります。

世の中というのは、ときに残酷な仕打ちによってしか変わらない
のかもわかりません。
デジタル化だけではありませんが。。。

販売管理システムの導入を考える

売上高が大きくなり取引先が20社を超えるようになる場合、また
支払サイトが企業別に違うときなど、販売管理システムを導入す
るタイミングです。

Excelを使用して販売管理をおこなっているところが多いと思いま
すが、受取手形があったり、サイトが取引先別に違う、あるいは、
振込手数料の取扱いが取引先別に違うといった複数の要件設定が
ある場合など、管理上間違いが多くなります。

このようなタイミングで販売管理システムを導入して、入金の消
込まで自動化できれば最高です。
中小企業の場合、入金消込の自動化までできなくとも、成長余力
がある場合は、積極的にシステム化しておくべきです。

販売だけでなく、仕入も同様にシステム化することで大幅に生産
性があがり、攻めの経営体制を構築することが可能です。
とにかく、中小企業の生産性の低さは、事務部門にあることが多
く、無駄な仕事を手作業で繰り返すことが、その本質にあります。
楽々精算ではありませんが、伸びる企業ほどはやめに経営体制の
デジタル化をすることが必要です。

私ですら、納税証明や登記簿謄本などデジタル化されている機能
は、普段から利用しています。
請求管理も新たにクラウドタイプのシステムを導入しました。

投資額は、私が現役の時代から比較すれば雲泥の差です。
安い。。。
このようなチャンスをどのように捉えるかは、経営者の能力次第
です。

仕事でLINE活用が多くなってきた

今年、仕事用のスマホはLINEMOへ変更しましたが、正解でした。
理由は、仕事でLINEを使う機会が増えてきており、忙しい時期に
LINEなしでは仕事になりません。
追加資料でも写メでやりとりできますし、ダウンロードと保管も
簡単です。
必要に応じてスマホからプリントアウトもすぐにできます。

つい最近、火災保険と自動車保険を新たに入りなおしましたが、
ほとんどのやりとりはLINE。
決済は、QRコードからクレジットカードを設定するだけと、こ
れもいたって簡単。
この企業のオリジナル!

仕事の中にLINE活用が進んでいることがよくわかります。
また、企業独自にQRコードを利用した決済システムを構築して
おり、デジタル化の波は急速です。

我が国のよいところは、動きだすとみな横並びで素早く転換して
いくことでしょうか。
動きだすまでは、世界の孤児ですが。。。

まぁ、素早いのはよいのですが、独創性がどこまであるかは、疑
問が残ります。
我が国の経営者は、あの企業は、すでにこのようにデジタル化を
進めていますよと、言えば、比較的簡単に決裁がおります。
横並びが好きです。
考えることがなく、自分の身も安全だからでしょうか。

主体性あるデジタル化が必要なのですが、ここでもおそらく横並
びが続くでしょう。
それでもデジタル化が進まないよりましですが。。。

それにしてもLINE恐るべし!

デジタル化は中小企業のビジネスに厳しさを増す

今、デジタル化が急速に進展しています。
いろいろな窓口にいくのが嫌な私は、とくにコロナと関係なくめん
どくさいという理由だけなのですが、デジタル化のおかげで精神面
で助かります。
私は、いわゆる横着者です。

登記簿謄本も納税証明書もデジタル化で簡単に取得できます。
もっとも、国税庁と法務省では若干仕組みが違いますが、それでも
私のような面倒くさがり屋にはうってつけです。

このように私の知らないところでデジタル化が急速に進む社会は、
当然ですが、活用できる企業とできない企業では大きな差が生まれ
ることになります。
いずれ生産性の差がでてくるでしょう。

デジタル化が進む社会では、淘汰も劇的に進む可能性があります。
デジタル化だけでなく、自動化も同様でしょうか。
他方、デジタル化と真逆な分野では、人あまりから賃金が低下して
いくことも考えられます。
私は、最低賃金1,500円派ですが。。。

デジタル化はうまく活用すれば生産性を上げていきますが、企業で
も個人においても利便性を積極的に受け入れる人や企業と、利便性
を活用できない個人や企業との格差は益々大きくなるでしょう。

さて、国全体でみたときに生産性があがるかどうかは、また、別な
角度から調べる必要がありそうです。
あくまでデジタル化の恩恵があるかどうかは、国全体からみてとい
い視点がかかせません。

なんのためのデジタル化となりそうです?
本来、横着者の私だけが喜んでいる場合ではないのです!