働き方の中身は大丈夫

企業における働き方には、労働基準法に基づき、以下の制度が例
外的に定められています。
詳細は、資料等を読んでください。

・ 変形労働時間制
・フレックスタイム制
・事業場外みなし労働時間制
・裁量労働制
・高度プロフェッショナル制度
・適用除外(管理監督者等)

結論からすると、どれも要件があり、詳細な制度設計が必要です
が、多くの企業では、とくに中小企業ではおおまかに運用してい
るところもありそうです。

裁量労働制は、大手企業でも導入が進んでいるようですが、本当
に法が定めた要件を充足しているかという点で、問題もありそう
な気がします。
労使委員会の4/5の決議が必要などの要件がありますが、実態は
形骸化していると、考えています。

理由は、私自身が担当部門の責任者としてやってきたからです。
他にも理由がありますが記載できません。
多くは、残業代の削減が前提です。
大手企業の場合は、さすがにサービス残業目当ての導入ではあり
ませんが生産性の向上が前提でしょう。
いかに所定内以下で仕事を終わらすか、ということでしょうか。
簡単ではありませんが。。。
中小企業の場合は、サービス残業隠しもありますから、注意が必
要です。

わが国の場合、過去は残業代を含む賃金設計でしたから、労働基
準法が、そもそも現在の労働環境にあっていないということです。
過去は長時間労働と残業代で事業をおこなっていたのですが、そ
の前提は、長時間働けば成果物もそれだけ増えるという第二次産
業が主流だったということです。

現在、第三次産業ですから、長時間労働=成果物の増加とは簡単
にいきません。
それでもソフトウェア産業などは、長時間労働で働くことが当た
り前のようですが。。。
飲食業なども、長時間働けば、それだけ売上増になります。
総額人件費を下げたい企業からすれば、あの手この手で労働時間
制度を導入しようとします。
しかも、もっともらしい理由で。。。

このほか契約社員、パート、アルバイトなどを雇用するのは、い
かに人件費を下げるか、と日々考えているからです。
だからこそ、私は最低賃金1500円といっているのですが。。。

賃金を上げることは、付加価値がある製品やサービスを生み出す
ことを本旨としています。
この国はいつまでも低賃金状態で、いわば発想が人件費を下げる
という旧態依然なことをやるから成長しないのだ、と。
もっとも人件費だけでなく、コスト削減主義に呪われた経営者で
は、現状を打開することは不可能なのかもわかりません。
あまりにも不正などの問題が多くて。

疲れた国の一日が、またはじまりますが、今日は、なにに呪われ
るのか。。。

これからの労働時間制度に関する検討会報告書(厚生労働省)

働き方改革なんだけど

今日、働き方改革は相当進んでいるように思えますが、その本質
は労働強化なのかもわかりません。
生産性を上げるということは、一人一人が残業を減らしながら今
までの売上を維持するか、あるいはこれまで以上に売上を伸ばす
ことが求められるでしょう。

要は、企業側からすれば、総額人件費を下げながら、売上を伸ば
すための施策が働き方改革のはずです。
労働時間が減った分、売上も下がりますよ、では企業はもちませ
ん。

働き方改革の中身は、労働者の時間当たりの生産性を追求するこ
とになります。
とくに営業職や事務職には厳しいものになるでしょう。
所定内労働時間、いわゆる雇用契約で定められた労働者が働くべ
き時間、例えば、A社では9:00~18:00(8時間労働/休憩1時
間)といった具合です。
できる限り所定内労働で成果をあげることが、競争優位になりま
す。

残業規制が厳しくなっており、企業側は売上が減らなければ人件
費を削減したいので、働き方改革はウェルカムです。
要は、売上(利益)と総額人件費のバランスです。

その点、工場などの労働時間は、生産ラインの稼働時間で決まり
ますから、うまい棒ではありませんが、売行き好調時は労働者へ
過剰な労働を強いることになります。

人を採用していたら総額人件費が上昇し、利益が思いのほか確保
できません。
また、不況時における人余りで人件費が経営に影響を与えるため、
できる限り好調時でも既存社員を労働基準法違反となるまで働か
せたいという誘惑にかられます。
もっとも、ここには根本的な問題が横たわっていますが、これは、
またの機会に。。。

営業職や事務職と工場などの生産現場の人件費の考え方の違いを
理解しておくことも重要でしょうか。
企業というところは、儲けたいという動機に溢れていますから、
その動機がいろいろなドラマを生むことになります。

うまい棒には罪はないのです。。。

利益を上げればよい企業か

企業の本質は、利益を上げて事業を継続していくことですが、そ
れだけでしょうか。
いわゆる社会性という観点から言えば、企業も社会の一員ですか
ら、相応の社会的責任を伴うことになります。

日本企業の中には、利益を上げていますが、私は尊敬していない
企業があります。
非正規社員を活用して利益を上げている企業でしょうか。
しかも、正社員化しても応分な利益がでる企業だと、考えていま
す。

先ずもって、正社員化の努力をしない。
ブランド力があるのですから、このような企業が率先して正社員
化の努力をすることで日本社会は変わるのですが、熱意がありま
せん。

問題も吹き出しはじめていますから、いずれ気がつく人がいれば
よいのですが。。。
何分にもサラリーマン会長の長期政権では、どうなることやら。

このような企業が多数あるのかもわかりません。
人を置き去りにした企業利益では、世の中がよくなるわけがない
と思うのは、私だけでしょうか。

なにかずれているところがあるようですが、それが日本企業の特
徴でしょう。

もっとも、私は、すべての社員を契約社員へする立場をとってい
ますから、結果としての長期雇用が前提です。

よいサービスを提供していると思う

私は、@niftyを長く利用しています。
もっとも、infowebから利用しましたので、途中で@niftyに集約
されたということですが。。。

以前は@niftyでドコモやNTT光を利用していましたが、現在、
NUROへ変更しましたので光回線は利用していません。

それでも常時安全セキュリティ24@niftyセキュア・プライバシ
ー、@nifty安心メールパックを利用しています。
毎月の費用は、それぞれ550円、440円、1,408円です。
費用が高いように思えますが、利用台数や修理機器の範囲が広い
などの特徴があり、セキュリティ投資として十分価値があると、
考えています。

企業は、現状の顧客が不満を感じるところへ焦点を当てれば、ま
だまだ改善すべき点は相当数あります。
その意味では、@niftyの改善は、よいサービスを提供していると
、私は思っています。

私は、よいサービスへは、すぐに投資します。

なぜ、立ち上げ業務が好きか

理由は簡単です。
仕事が雑然としていますから、それを整然としていく作業は、日
々学び、実行、失敗、さらに試行錯誤の繰り返しですが、他人が
経験できないオリジナリティがあります。

人、金、物、情報などのすべてが混然として存在しています。
それらを整然としていく作業には、決断力が求められます。
まじめにやろうとすればするほど、決断の連続。。。
これができなければ、株式公開などするべきではありません。

旧態依然の人、金、物、情報を一新するのですから、当然、学び
と決断の連続です。
しかし、これらをやれる経営者は、ほんの一握りです。
だから、多くは成長できず失敗におわります。

原理原則に基づき、徹底的にやるしかありません。
孤独でしょうか。
だからこそ、責任を背負いながらする仕事は、きつくとも面白い
のです。

現場で汗をかき、考えて、試行錯誤する

場で汗をかいて、考えて、試行錯誤を繰り返しできる人が少な
いように思うのは、私だけでしょうか。
とくに問題を起こす企業の経営層は、現場を経験したことがある
のか、と思ってしまいます。
あまりに稚拙なことの連続で。。。

また、現場を理解しているが、見て見ぬふりをする経営層もいそ
うです。
こちらは、前者よりさらにたちが悪い。
歴史ある企業に多いようにみえますが。。。
暗黙の了解???

いずれにしても、トヨタではありませんが、現場、現実、現物で
しょう。
トヨタの社長が、現場へ入り込むのは、現物をみて、現実の厳し
さを理解することが必要だからだ、と考えています。

それに比べると不祥事を起こす企業の経営層の顔がみえないのは、
理にかなっているのかもわかりません。
そのような企業を選択するかどうかは、私たち次第ですが。。。

国内回帰が進むか

ロシアのウクライナ侵攻により、世界は、大きく変化してきてい
ます。
とくに自由主義社会と独裁国家といわれる国との間の対立は、日
に日に増幅してきました。
そのうえ、コロナによる感染症の影響受け、半導体などの供給が
不足しており、我が国や米国、あるいは欧州などで生産活動へ影
響がでています。

このような中、バイデン米大統領は9日、520億ドル(約7兆2
00億円)の補助金・奨励金を盛り込んだ国内半導体業界支援法案
に署名し、同法が成立した。

今後、半導体などの中核部品や安全保障上の必要な製品など、法
的に国内回帰が進むことが予想されます。
過度な海外依存の弊害が、安全保障上の課題となり、これから一
層国内生産を推し進めることになると、考えられます。

このような状況は、我が国の産業においてはチャンスとなる可能
性がありそうです。
戦争という最悪の環境下ではありますが、他国の脅威や感染症に
よる生産遅延や休止などに、国や企業が、どのように向き合う
かは重要な課題となってくるのではないでしょうか。

足腰を強くする

私は、原理原則を踏襲するタイプです。
立場が弱い人ほど、なにかに頼る気持ちはわかりますが、独立独
歩でやりぬく決意が必要ではないでしょうか。

メディアを賑わせていることも、しいて言えば、なにかに頼って
票が欲しいということなのでしょう。
本来、自分の立場を明確にして毅然としておかなければならない
立場の人たちがこのような態度では、国の行く末が心配になるの
は当然です。

企業とて同じです。
自らの商品やサービスに自信をもち、堂々と商売をすることが成
功する近道ではないでしょうか。
もっとも、短期の成功ではありません。
あくまで長期的な成功です。

株式上場を目指す企業は、まさに長期的な成功を目指すことにな
ります。
ゆえに、原理原則通り経営管理をおこなうことが求められます。

どんなにシステム化できたとしても、株式公開をしている企業で
は、人材の成長なくして経営管理は成り立ちません。
基本を忘れたところに成長も革新もありません。
愚直に、経営の基本原理に則って経営をおこなうだけです。

経営判断には、人間力が求められます。
時代がどのように変わろうとも、この原則が変わることはないで
しょう。

日本企業は上げ底経営になっているのか

近年の企業不祥事は、かなり以前からおこなわれている場合があ
り、とくに製造業でしょうか、すでに経営環境が日本経済の問題
に直面していることを物語っているようです。

私は、度々書いてきましたが、製造業における工場火災や爆発事
故などは不作為の過失だとみています。
本来、プラントなどは定期的なメンテナンスが必要ですが、法定
点検以外の自社点検の大部分は可能な限り省略されてきていると
推測しています。
理由は、簡単にコストを下げれるからです。
昨日報道された日野自動車の排ガス不正データの国への提出は、
20年ほど続いていました。

企業経営が不正をしなければ成り立たない経営とは、まさに上げ
底経営ではないでしょうか。
日本企業は、すでにここまで落ちているのです。

東証改革においても東証の再編効果が見えず、期限なし「経過措
置」に企業の動きが遅いため、上場基準達成に期限設定を設定す
ると、メディアが報道しています。
甘えの構図そのものでしょう。

この国は、すでに世界と戦える土俵を喪失してしまっているのか
もわかりません。
政治の世界とて同様です。

過去の栄光にしがみつくだけでは、次の時代を切り開くことはで
きません。
むしろ、このような時代こそ原点回帰すべきチャンスです。
当たり前のことを当たり前にする。
そこから問題の本質をつかみ取ることこそ経営ではないでしょう
か。

大手企業でもめんどくさいことがある

私が在籍していたある大手企業では、契約社員と正社員の軋轢が
あり、これもまためんどくさい話です。
この企業、日本でも多くの契約社員を雇用して事業を進めている
関係で正社員と契約社員のトラブルが大なり小なりあるのです。

一旦できた溝を埋めるのは大変です。
トラブルは大きくなり、経営課題になってきているようです。
私がいた子会社ではそれほどでもありませんでしたが、私といっ
しょに仕事をしていた正社員の女性は、徒党を組まれてはじきだ
されていました。

それでも本人はわりとケロットしていたので、間に入る私は助か
りましたが、社員間の相性はなかなかむずかしいものがあります。
私も唯我独尊タイプで干されるほうですからよくわかります。
もっとも、私は意識的にやっているところもありますが。。。

要は、ベタベタする関係が嫌なのです。
属人的関係=比較的嫌な関係
私は、属人的に仕事を進めるより、ビジネスライクに仕事をやれ
ば、というスタイルです。
ビジネスライクにやると、結構、人から嫌われますが。。。

その点、ソニー子会社は、私のスタイルにぴったりでした。
ただし、採用してくれた社長がいる間だけでしたが。。。
社長が変われば、やはり、人間関係がごろりと一蹴され、むずか
しい立場に追いやられます。
採用してくれた社長が、ビジネスライクだっただけで、私は、こ
の社長と属人的だったのかもわかりません。

今のように比較的人間関係を気にしないでできるひとりでやる仕
事が、私にはぴったりでしょうか。